2025年3月の記事一覧
「オブリガート」とは
スチールギターのバッキングの時に弾くべき「オブリガート」とは、音楽用語で、主に以下の2つの意味で使われます。
主旋律を引き立てる助奏:独唱や独奏のメロディーをより豊かにするために、伴奏楽器が演奏する旋律のことです。
主旋律と絡み合うように演奏され、楽曲に彩りや深みを与えます。
スチールギターでボーカルの歌に合わせてアドリブで演奏する場合、この意味合いで使われます。
不可欠な声部:元々は、楽曲の中で省略できない、重要なパートを指す言葉でした。
スチールギターでのアドリブのオブリガートは、ボーカルのメロディーを邪魔せずに、かつ楽曲に合うように演奏する必要があります。高度な演奏技術と音楽的なセンスが求められます。
音楽理論における和音の種類
音楽理論における和音の種類を、音と音の度数の組み合わせで説明します。
1. 三和音(トライアド)
三和音は、根音(ルート)から3度ずつ音を重ねて作られる基本的な和音です。
長三和音(メジャー・トライアド):根音から長3度、完全5度上の音を重ねた和音。
明るく響く和音。
例:C(ド-ミ-ソ)
短三和音(マイナー・トライアド):根音から短3度、完全5度上の音を重ねた和音。
暗く、物悲しく響く和音。
例:Cm(ド-ミ♭-ソ)
増三和音(オーギュメント・トライアド):根音から長3度、増5度上の音を重ねた和音。
不安定で緊張感のある響き。
例:Caug(ド-ミ-ソ♯)
減三和音(ディミニッシュ・トライアド):根音から短3度、減5度上の音を重ねた和音。
不安定で暗く、弱々しい響き。
例:Cdim(ド-ミ♭-ソ♭)
2. 四和音(セブンス・コード)
四和音は、三和音にさらに3度上の音を重ねた和音です。
属七の和音(ドミナント・セブンス・コード):長三和音に短7度上の音を重ねた和音。
属和音(V)上で使われ、主和音(I)への解決を強く求める響き。
例:C7(ド-ミ-ソ-シ♭)
長七の和音(メジャー・セブンス・コード):長三和音に長7度上の音を重ねた和音。
穏やかで洗練された響き。
例:CM7(ド-ミ-ソ-シ)
短七の和音(マイナー・セブンス・コード):短三和音に短7度上の音を重ねた和音。
物悲しく、落ち着いた響き。
例:Cm7(ド-ミ♭-ソ-シ♭)
減七の和音(ディミニッシュ・セブンス・コード):減三和音に減7度上の音を重ねた和音。
非常に不安定で、緊張感のある響き。
例:Cdim7(ド-ミ♭-ソ♭-シ♭♭)
マイナーセブンスフラットファイブ(ハーフディミニッシュトセブンスコード):減三和音に短七度上の音を重ねた和音。
不安定で、緊張感のある響き。
例:Cm7(♭5)(ド-ミ♭-ソ♭-シ♭)
3. その他の和音
上記以外にも、さまざまな種類の和音が存在します。
テンション・コード:七の和音に9度、11度、13度などの音を重ねた和音。
複雑で色彩豊かな響き。
分数コード(オン・コード):ベース音(最低音)が根音以外の音である和音。
独特な響きや進行感を生み出す。
例:C/G(ソ-ド-ミ)
これらの和音は、音楽の表現力を豊かにするために不可欠な要素です。